糖分析用カラムSUGAR KS-801を用いて糖と含硫アミノ酸の一種であるタウリンを分離しました。通常、配位子交換モードのカラムは溶離液に水を用いますが、対イオンと同じ陽イオンを含む溶離液を使用することにより配位子交換にイオン交換を加味した分離が可能になります。KS-801の対イオンはNa+ですので溶離液に塩化ナトリウム水溶液を使用しました。糖は充てん剤の対イオンと糖の水酸基の間で配位子交換が起こり、タウリンは充てん剤のスルホ基とタウリンのアミノ基の間でイオン交換作用が働きます。高感度測定を行う場合は溶離液由来の陽イオン(マイナスピーク)の位置にご注意ください。


Sample : 0.05 % each, 20 µL
1. Sucrose
2. myo-Inositol
3. Taurine


Column       : Shodex SUGAR KS-801 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent       : 10 mM NaCl aq.
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : RI
Column temp. : 80 ℃

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