糖分析用カラムSUGAR SC1011を用いて糖とアミノ糖を分離しました。通常、配位子交換モードのカラムは溶離液に水を用いますが対イオンと同じ陽イオンを含む溶離液を使用することにより配位子交換にイオン交換を加味した分離が可能になります。SC1011の対イオンはCa²⁺ですので溶離液にはCa(NO₃)₂を使用しました。充てん剤の対イオンと糖の水酸基の間で配位子交換作用が、アミノ糖ではスルホ基とアミノ糖のアミノ基の間でイオン交換作用が働きます。高感度測定をする場合は溶離液中の陽イオンのマイナスピークの位置にご注意ください。


Sample : 0.5 % each, 10 µL
1. Chloride anion
2. Sucrose
3. Glucose
4. Galactose
5. Mannose
6. D-Glucosamine
7. D-Galactosamine

Column       : Shodex SUGAR SC1011 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
Eluent       : 50 mM Ca(NO3)2 aq.
Flow rate    : 1.0 mL/min
Detector     : RI
Column temp. : 80 ℃