特定保健用食品（規格基準型）の成分規格ではガラクトオリゴ糖の含量(%)とガラクトオリゴ糖中の4'-ガラクトシルラクトースの含量(%)が定められています。成分規格に準拠した乳糖からβ-ガラクトシダーゼの作用により生成するガラクトオリゴ糖の分析法では、排除型イオン交換カラムを用いてガラクトオリゴ糖の定量を行いますが、乳糖を含めた定量値になるため、別途順相カラム(HILICカラム)を用いて乳糖の定量を行い、先ほどの定量値から乳糖の定量値を差し引いた値をガラクトオリゴ糖の定量値としています。 ここでは、排除型イオン交換カラムにSUGAR KS-801、順相カラムにAsahipak NH2P-50 4Eを用いてガラクトオリゴ糖の標準品を分析した例をご紹介します。


Sample : 10 μL
Galactooligosaccharides std. 2.5 mg/mL
1. 4'-Galactosyllactose
2. Lactose

Columns      : (Left) Shodex SUGAR KS-801 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
               (Right) Shodex Asahipak NH2P-50 4E (4.6 mm I.D. x 250 mm)　　　　　　　　　　
Eluent       : (Left) H2O
               (Right) CH3CN/H2O=70/30
Flow rate    : (Left) 0.5 mL/min
               (Right) 1.0 mL/min
Detector     : RI
Column temp. : (Left) 70 ℃
               (Right) 25 ℃