還元糖や還元末端を有する糖は、直鎖構造の他に様々の環状構造をとる場合があります。 この時、カルボニル炭素原子が新たに不斉炭素原子となるために2つのジアステレオマー (α型とβ型)が生じます。 このα型とβ型の関係をアノマーといいますが、 このジアステレオマーの変換速度が遅い条件では、α型とβ型がカラムで分離され、ピークトップが2つに割れたり、ピークがブロードになる場合があります。 糖類を分析する際には、アノマー分離を抑える必要があり、次のような方法があります。
①高温状態で分析する。
SUGAR シリーズ(SP0810, SC1011, KS-800, SC1211, SZ5532 など)を使用する場合は、カラム温度を70~80 ℃にします。
②強アルカリ性の条件下で分析する。
Asahipak NH2P-50のようなアミノカラムの場合は、カラム内雰囲気がアルカリ性のため、室温でもアノマー分離を起こさずに糖類の分離を行うことができます。
取扱説明書・検査成績書
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製品名インデックス
- NH2P-40 2E (Asahipak)
- NH2P-40 3E (Asahipak)
- NH2P-50 10E (Asahipak)
- NH2P-50 2D (Asahipak)
- NH2P-50 4B (Asahipak)
- NH2P-50 4D (Asahipak)
- NH2P-50 4E (Asahipak)
- NH2P-90 20F (Asahipak)
- SC1011 (SUGAR)
- SC1211 (SUGAR)
- SP0810 (SUGAR)
- SP0810 8C (SUGAR)
- SZ5532 (SUGAR)
- DC-613 (RSpak)
アプリケーションデータ
- 糖の保持容量
- 糖の保持容量 (VG-50 4E)
- 糖の保持容量 (VG-25 4D)
- アノマーの分離
- アミノカラムとアミドカラムの比較
- 対イオンの違いによる分離の比較
- 対イオンの違うカラムの組合せ
- アミノ基の遊離型量比と理論段数 (NH2P-50 4E)
- アセトニトリル混合比と溶出時間 (NH2P-50 4E)
- アセトニトリル混合比と溶出時間 (SZ5532)
- アセトニトリル混合比と理論段数 (NH2P-50 4E)
- 酸性溶液に対する耐久性 (NH2P-50 4E)
- アルカリ性溶液に対する耐久性 (NH2P-50 4E)
- 溶離液組成の変化に対する耐久性 (NH2P-50 4E)
- 糖分析における試料溶解液の分離への影響 (NH2P-50 4E)
- 糖分析における試料注入量の分離への影響 (NH2P-50 4E)
- 糖分析における試料溶解液の分離への影響 (VG-25 4D)
- 糖分析における試料注入量の分離への影響 (VG-25 4D)
- 糖分析における試料溶解液の分離への影響 (VG-50 4D)
- 糖分析における試料注入量の分離への影響 (VG-50 4D)
- 流量の分離への影響 (SC1011)
- 温度の分離への影響 (1) (SC1011)
- 温度の分離への影響 (2) (SH1011)
- 糖分析の定量性 (NH2P-50 4E)
- 糖分析の定量性 (SZ5532)
- NH2Pカラムとシリカ系アミノカラムの比較 (1)
- NH2Pカラムとシリカ系アミノカラムの比較 (2)
- 単糖 (1) (NH2P-50 4E)
- 単糖 (2) (NH2P-50 4E)
- 単糖、二糖 (1) (SP0810)
- 単糖、二糖 (2) (NH2P-50 4E)
- 単糖、二糖 (3) (NH2P-50 4E)
- 単糖、二糖 (4) (SZ5532)
- 単糖、二糖 (5) (VG-50 4E)
- 単糖、二糖 (8) (VG-25 4D)
- HILICモードによる単糖、二糖、三糖の分析 (1) (NH2P-50 4E)
- 農産物中の糖 (SC1011)
- 木材の構成糖 (1) (SP0810)
- 木材の構成糖 (2) (SP0810)
- 木材の構成糖 (3) (NH2P-50 4E)
- 食品中のパラチノース (SC1011)
- ウスターソース (KS-801)
- ヨーグルト: 加糖 (SP0810)
- ヨーグルト: 加糖 (NH2P-50 4E)
- 焼き芋 (NH2P-50 4E)
- 焼き芋 (SP0810)
- きな粉 (SP0810)
- ミルクコーヒー (NH2P-50 4E)
- カップゼリー (NH2P-50 4E)
- パン中の糖分析 (KS-801)
- 乳酸飲料と発酵乳 (SH1011)
- オレンジとメロン (SH1011)
- オレンジジュース中の糖分析 (SC1011)
- チョコレート菓子 (NH2P-50 4E)
- チョコレート菓子 (SZ5532)
- マルトースとイソマルトース (SZ5532)
- セミミクロカラムによる糖の高感度分析 (NH2P-50 2D)
- 粉ミルク中の糖類の高感度分析 (NH2P-50 4E)
- グルコース誘導体 (NH2P-50 4E)
- コムギ桿抽出液の分析例 (NH2P-50 4E)
- 毒性の少ないエタノール溶離液での分析例 (NH2P-50 4E)
- 加工食品中の糖分析 (SC1011)
- 糖鎖を構成する単糖 (SH1011)
- マルトースとニゲロースの分析 (NH2P-50 4E)
- ケトヘキソースの分析 (SP0810)
- セロオリゴ糖とエタノールの分析 (KS-802)
- 希少糖の分析 (1) (SP0810)
- 希少糖の分析 (2) (VG-50 4E)
- ガラクチノール (SC1011)
- Na塩存在下での糖分析 (DC-613)
- 七炭糖の分離 (KS-801)
- コロナ荷電化検出器を用いた糖の分析 (NH2P-50 4E)
- NH2P-40 3Eと従来品(NH2P-50 4E)の比較
- 糖とフルフラール類の分析 (KS-801)
- イオン液体中の糖分析 (DC-613)
- グロース (SP0810)
- ラクトース、エピラクトース、ラクツロースの同時分析 (VG-50 4E)
- ラクトース、エピラクトース、ラクツロースの同時分析 (2) (VG-25 4D)
- アルドースの分析 (VG-50 4E)
- Pb型配位子交換カラムでの糖の異常挙動
- 医薬品添加物規格に準拠した果糖ブドウ糖液糖の分析 (KS-801)
- 医薬品添加物規格に準拠したアメ粉の分析 (KS-801)
- USP-NFに準拠したリボースの分析 (KS-801)
- USP-NFに準拠したデキストロースの分析 (SC1011)
- USP-NFに準拠したタガトースの定量分析 (SC1011)
- USP-NFに準拠したマルトースの分析 (KS-801)
- USP-NFに準拠したトレハロースの分析 (KS-801)
- 日本薬局方に準拠したマルトース水和物の分析 (KS-801)
- 日本薬局方に準拠したトレハロースの分析 (KS-801)
- 日本薬局方に準拠したラクツロースの分析 (SP0810)
- 食品添加物公定書に準拠したラムノースの分析 (NH2P-50 4D)
- 清酒中のエチルα-D-グルコシドの分析 (VG-50 4E)
- エリトロースとトレオースの分析 (SC1011)
- 2-デオキシ-D-グルコースの分析 (SC1011)
- 2-デオキシ-D-グルコースの分析 (VG-50 4E)
- クランベリージュース中のデキストロースとフルクトースの分析 (NH2P-50 4E)
- HILICモードを用いた単糖、二糖、オリゴ糖の15成分一斉分析 (VG-50 4E)
- 単糖、二糖 (6) (GL-MH100)
- 単糖、二糖 (7) (GL-MH110)
- 単糖類、二糖類、三糖類の分析 (GL-C611-S)
- 希少糖の分析 (3) (GL-MH100)