オリゴDNAの分析 (VN-50 2D)

HILICpak VN-50 2Dを用いて合成オリゴDNA 62merの未精製品についてHPLC測定を行いました。この分析条件ではオリゴ核酸は重合度の低い順に溶出し、30量体程度までのオリゴ核酸を分離させることができます。従来、核酸の分析ではイオンペア逆相モードやイオン交換モードが多用されていますが、イオンペア剤が装置に残留しやすいという問題があり、またイオン交換モードでは溶出に高濃度の塩が必要なため、これらの分析条件はMSでの検出に応用することが難しいとされています。VN-50 2Dを用いた本条件では、イオンペア試薬が不要であり、また高濃度の塩を移動相に添加する必要もありません。簡便な移動相条件でオリゴ核酸の分離分析を行っていただくことができます。



Sample : 1 µL
Synthesized oligo-DNA 62mer (crude) 2.8 mg/mL (in H2O)
CATGAGAAGTATGACAACAGCCCCACACCGGCTGTTGTCATACTTCTCATGGTTCTTCGGAA


Column       : Shodex HILICpak VN-50 2D (2.0 mm I.D. x 150 mm)
Eluent       : (A); 50 mM HCOONH4 aq./(B); CH3CN
               Linear gradient ;
               (B %) 60 % (0 to 10min), 60 % to 50 % (10 to 25min), 60 % (25.01 to 30min)
Flow rate    : 0.2 mL/min
Detector     : UV (260 nm) (small cell volume)
Column temp. : 40 ℃

試料名インデックス

取扱説明書・検査成績書

下記製品の取扱説明書・検査成績書はこちらからダウンロードいただけます。

製品名インデックス

アプリケーションデータ