細胞培養上清由来ノロウイルスVLPをバイオナノプロダクト分析・精製用水系SEC(GFC)充てんカラム UB-50を用い、複数の検出器との組み合わせにより分析を行いました。
UV (280 nm)は、培養由来不純物全般、MALS散乱光(LS)は特にナノ粒子クラスの大型の対象に高感度なレスポンスを与えます。また、MALSからは対象の回転半径(RMS redius)の推定値が得られます。ここでは、形状やサイズなどよりダイレクトにVLPの形成が確認できる透過型電子顕微鏡(TEM)との比較も行いました。
TEM観察から良好なVLPの形成状況が確認でき、MALSの情報からも16分付近にTEMと合致する粒子サイズを確認しました。一方、今回使用したノロウイルスVLP試料は精製グレードですが、RMS半径の情報では正常VLPよりも大きな粒子(凝集体など)が存在すること、また、UVのプロファイルから低分子側に依然として生体由来不純物が残存することが示唆されました。
このようにUB-50は、主に50 nm以下のナノプロダクトの分析・精製においてターゲットのプロファイリングのみならず、その品質評価に重要な生体由来不純物との分離をも考慮した分離サイズ設計となっています。また、UB-50はラボ分取への利用などを見据え、26 µmの単分散粒子を採用により生体由来成分の高負荷下でのワークフローにも配慮した低圧運用を可能にしました。更に、高い再現性やキャリーオーバーの低減に不可欠なアルカリ洗浄に対応すべく、高アルカリ耐久性を兼ね揃えています。
微量・精密分析を主目的とする場合は水系SEC(GFC)用カラムOHpak SB-805 HQの分析例も参照ください。
Sample: 15 µL
Norovirus VLP purification grade

- Column
- :Shodex UB-50 (8.0 mm I.D. x 300 mm)
- Eluent
- :PBS (-)
- Flow rate
- :0.6 mL/min
- Detector
- :UV (280 nm) (small cell volume), MALS (Multi angle light scattering)
- Column temp.
- :Room temp.
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- 理論段数のサンプル負荷量依存性 (KW-803)
- 理論段数の流量依存性 (KW-802.5, KW-803)
- タンパク質標準サンプル (1) (KW-802.5)
- タンパク質標準サンプル (2) (KW-802.5, KW-803)
- タンパク質標準サンプル (14) (KW-802.5)
- タンパク質標準サンプル (15) (KW-803)
- タンパク質標準サンプル (16) (KW-804)
- タンパク質標準サンプル (18) (KW-803)
- タンパク質標準サンプル (19) (KW-804)
- タンパク質標準サンプル (23) (GF-510 HQ)
- タンパク質標準サンプル (24) (KW402.5-4F)
- タンパク質標準サンプル (25) (KW403-4F)
- タンパク質標準サンプル (26) (KW404-4F)
- タンパク質標準サンプル (27) (KW405-4F)
- タンパク質の回収率 (GF-310 HQ, GS-320 HQ)
- タンパク質の回収率 (KW-802.5, KW-803)
- タンパク質の回収率の比較 (KW-803)
- ヒト血清中のタンパク質 (3) (KW-803)
- BSAのダイマー、トリマー
- 粗アルブミン (卵黄) (1) (KW-803)
- 粗リポキシダーゼ
- 粗カタラーゼ
- 粗ヘキソキナーゼ
- ヒト血清 (1) (SB-802 HQ)
- ヒトIgGのトリプシン消化物
- 各種カラムによるタンパク質のクロマトグラム比較
- タンパク質の分子量測定 (KW-803)
- タンパク質/アグリゲーション (凝集体)の検出 (KW-803, KW-804)
- KW402.5-4FとKW-802.5の比較
- タンパク質の回収率 (KW402.5-4F, KW403-4F)
- ヒトコントロール血清
- ヨーグルト中の乳清分析 (KW403-4F + KW402.5-4F)
- 各種レクチンタンパク質
- ペプチド分析 (SEC)
- PEG化キモトリプシン (KW-802.5)
- PEG化アスパラギナーゼのSEC分析 (SB-806 HQ)
- ヒトIgM (2)
- ポリリジン
- アビジン (2)
- α1 酸性グリコプロテイン
- ゼラチン分析 (SB-806M HQ)
- 日本薬局方に準拠したインスリン グラルギン(遺伝子組換え)およびインスリン グラルギン(遺伝子組換え)注射液の分析 (KW-802.5) (739)
- 日本薬局方に準拠したインスリン ヒト(遺伝子組換え)およびインスリン ヒト(遺伝子組換え)注射液の分析 (KW-802.5)
- 薬局方に準拠したインスリンアスパルトの分析 (KW-802.5)
- USP-NF GENERAL CHAPTERS「<121.1> インスリンの物理化学分析手順」に準拠したインスリンの分析 (KW-802.5)
- 標準タンパク質のSEC分離比較
- ポリクローナル抗体のSEC分離比較
- モノクローナル抗体のSEC分離比較
- BSAのオリゴマー分離比較 (LW-803, KW-803)
- パパイン消化によるヒト化モノクローナルIgG分解過程のモニタリング (LW-803)
- 血清中リポタンパク質の分析 (KW-804)
- LW-403 4DとLW-803の標準タンパク質分離比較
- 試料注入回数による耐久性テスト (LW-403 4D)
- USP-NFに準拠したエポエチンの分析 (LW-803)
- 汎用装置とセミミクロ装置でのタンパク質の分離比較 (LW-403 4D)
- 汎用装置とセミミクロ装置でのIgGの分離比較 (LW-403 4D)
- B型肝炎ウイルス様粒子(HBsAg VLP)の粒子サイズ分布測定 (KW405-4F)
- ヘモシアニンの分析 (KW405-4F)
- EPに準拠したソマトロピンの分析 (LW-803)
- リツキシマブのSEC分析 (LW-803)
- ノロウイルスVLPのSEC/MALS (SB-805 HQ)
- チモシンα1の分析 (KW-802.5)
- エクソソームのSEC/MALS (SB-806 HQ)
- エクソソームのSEC/MALS (2) (UB-100)
- サプリメント中のプロテオグリカン分析 (SB-806M HQ)
- USP-NF GENERAL CHAPTERS 「<209> 低分子量ヘパリンの分子量測定」に準拠した低分子量ヘパリンの分析 (KW-803 + KW-802.5)
- GMJ法に基づいたコラーゲンペプチドの分子量分布測定 (KW-802.5)
