洗浄例:水系SEC(GFC)用カラム

該当するカラムの洗浄例を参考にしてください。

PROTEIN KW-800シリーズ、KW400-4Fシリーズ、PROTEIN LW-803、PROTEIN LW-403 4D

カラム洗浄時は、カラムを逆向きにつなぎ替えてください。

洗浄時の流量スクロールできます
製品名 KW-800シリーズ KW400-4Fシリーズ LW-803 LW-403 4D
流量 0.5 mL/min 以下 0.15 mL/min 以下 0.5 mL/min 以下 0.15 mL/min 以下

 

洗浄例1:イオン性(塩基性)物質の洗浄

塩濃度を0.5 M程度に上げた溶離液、またはpH3程度の酸性水溶液を通液します。通液量はカラム体積の5 ~ 10倍量が目安です。

 

洗浄例2:疎水性物質の洗浄

溶離液にメタノールやアセトニトリルなどの有機溶媒を10 ~ 20 % (v/v)程度添加して通液します。通液量はカラム体積の5 ~ 10倍量が目安です。

(注意)
タンパク質がカラムに吸着している可能性がある場合は、有機溶媒を添加した溶離液を通液するとタンパク質が析出するおそれがあります。
 
洗浄液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム洗浄後は速やかに溶離液に置換してください。

OHpak SB-800 HQシリーズ、OHpak SB-2000シリーズ、OHpak LB-800シリーズ

カラム洗浄時は、カラムを逆向きにつなぎ替えてください。

洗浄時の流量スクロールできます
製品名 SB-800 HQシリーズ SB-2000シリーズ LB-800シリーズ
流量 0.5 mL/min 以下 1.5 mL/min 以下 0.5 mL/min 以下

 

洗浄例1:イオン性物質の洗浄

塩濃度を上げて通液します。通液量はカラム体積の5 ~ 10倍量が目安です。

 

洗浄例2:疎水性物質の洗浄 (水系溶離液の場合)

アセトニトリルやメタノールなどの極性有機溶媒を添加して通液します。通液量はカラム体積の5 ~ 10倍量が目安です。

(注意)
極性有機溶媒や塩濃度は、取扱説明書の「使用可能溶媒」範囲内で添加してください。
 
洗浄液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム洗浄後は速やかに溶離液に置換してください。

UBシリーズ

カラム洗浄時は、カラムを逆向きにつなぎ替え、流量は0.3 mL/min以下で行ってください。

 

洗浄例1:高塩濃度による洗浄

塩濃度を0.5 M ~ 1 Mに上げて洗浄します。通液量はカラム体積の5 ~ 10倍量が目安です。

 

洗浄例2:有機溶媒による洗浄(水系溶離液の場合)

溶離液にメタノールやアセトニトリルなどの有機溶媒を10 ~ 20 % (v/v)程度添加して通液します。通液量はカラム体積の5 ~ 10倍量が目安です。

 

洗浄例3:アルカリによる洗浄

1 M 水酸化ナトリウム水溶液でも洗浄可能です。1時間通液します。イオン性物質の洗浄の場合は、1 M 水酸化ナトリウムに1 M 塩化ナトリウムを添加した水溶液を1時間通液します。
どちらの場合も改善が見られない場合は、さらにカラム体積の5 ~ 10倍量ほど通液し続けます。

 

(注意)
極性有機溶媒や塩濃度は、取扱説明書の「使用可能溶媒」範囲内で添加してください。
 
洗浄液のまま長時間封入するとカラムの劣化を早めるおそれがあります。カラム洗浄後は速やかに溶離液に置換してください。

製品名インデックス