Shodex News Letter No27. (1994/4)
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表紙の写真 アセビ(馬酔木 =
Pieris japonica D. Don.)
ツツジ科
早春に白い鈴蘭のような壷状の小花を数十個房状に付ける、常緑の低木で、北海道以外の全国各地の山野に自生しています。花が可愛く、日陰でも良く育つため庭園にも好んで植えられています。栽培種には赤花を付けるものもあり、小木でも花付きがよいため、盆栽としても人気があります。
学名にjaponicaとあるように、古くから日本人に親しまれており、万葉集にも登場しています。葉に有毒成分を含み、鹿も嫌って食害しないためか、奈良公園では特に目立ち、
花馬酔木春日の巫女の袖ふれぬ(虚子)
といった様子になるようです。
「馬酔木」と書いて「あせび」と読ませる理由は、葉にAsebotoxin(別名 Andromedotoxin, Grayanotoxin : 何れもツツジ科の植物由来を示しています)という有毒成分を含み、馬が誤って食べると運動神経が麻痺してフラフラになることから付けられました。この有毒成分はツツジ科植物に共通であり、このため、ツツジの咲くころに採れた蜂蜜はあまり食用にしないそうです。
綺麗な花には「棘」でなく、「毒」があることもあるようですね。ご用心を!
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HPLC、液体クロマトグラフィー、液クロ、LC