有機溶媒濃度の影響 (1)

水・有機溶媒両用SEC用カラムAsahipak GF-310 HQを用いて非イオン性界面活性剤であるノニルフェノールエトキシレートの分析を行いました。 ポリオキシエチレン(POE)重合度の異なる各種ノニルフェニルポリオキシエチレンエーテルの溶出特性について有機溶媒濃度と溶出時間の関係を図に示します。 図よりノニルフェニルポリオキシエチレンエーテルの溶出特性は次の3つに分類することができます。
エリア1:吸着領域
 有機溶媒濃度が0〜20%と低い領域です。 界面活性剤が疎水性相互作用により充てん剤に強く保持される領域で、クロマトグラムではピークが現れません。
エリア2:保持して溶出する領域
 有機溶媒濃度が20〜60%の中間領域です。 主に界面活性剤と充てん剤との疎水的相互作用で保持され溶出します。
エリア3:有機溶媒濃度が高い60%以上の領域です。 界面活性剤が溶離液の有機溶媒に強く親和し、充てん剤との疎水性相互作用による保持はされずに溶出する領域です。 シンブルビークとして溶出するため、微量成分の高感度分析に最適です。
 さらにGF-310 HQによる界面活性剤の溶出特性には重要な特長があります。
 @界面活性剤の溶出領域では、いずれも高い回収率が得られます。(表をご参照ください。)
 A界面活性剤の溶出領域では、いずれも分子量の大きい順に溶出します。

POE重合
度(n)
アセトニトリル濃度(%)
0255075100
100吸着100100100100
60吸着80100100100
45吸着吸着100100100
20吸着吸着100100100
10吸着吸着100100100

Sample :
Nnonylphenol ethoxylate

Column       : Shodex Asahipak GF-310 HQ (7.5mmID*300mm)
Flow rate    : 0.6mL/min
Detector     : UV(280nm)
Column temp. : 30℃