ビール中の陰イオン

本条件は、陰イオン分析用カラムIC I-524Aを用いて無機陰イオンと同時に 2塩基有機酸、 3塩基有機酸を分離するのに適しています。 ビール中には各種の有機酸が含まれるため、陰イオンの定量に妨害となりますが、Cl-、NO3-、SO42-は妨害なく定量できます。 有機酸のなかで、多塩基有機酸であるシュウ酸、クエン酸も妨害なく定量できます。

<溶離液の調整法>
@60mLのIC NY-5(濃縮溶離液)、18.5gの特級ホウ酸を1リットルのメスフラスコに採り純水を加えて1リットルとした後、
スターラーで攪拌しながら加熱して溶解します。
ANY-5を使用しない場合は、0.249gの特級フタル酸、0.171gのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、18.5gのホウ酸を1リットルの
メスフラスコに採り、純水を加えて1リットルとした後スターラーで攪拌しながら加熱して溶解します。
@、A共に0.2ミクロンのメンブレンフィルタを通して溶離液とします。

 この分析法については、鞄津製作所より特許が出されています。


Sample : Beer
1. Acetic acid
2. H2PO4-, Succinic acid, Pyroglutamic acid
3. Lactic acid, Pyruvic acid
4. Cl-
5. Malic acid, Br-
6. NO3-
7. Oxalic acid
8. Citric acid
9. SO42-

Column       : Shodex IC I-524A (4.6mmID*100mm)
Eluent       : 1.5mM Phthalic acid + 1.38mM Tris(hydroxymethyl)aminomethane + 300mM Boric acid(pH4.0)
Flow rate    : 1.2mL/min
Detector     : Shodex CD
Column temp. : 40℃