HDPE サンプルA (1)

GPC UT-800シリーズは巨大高分子の分子鎖切断を防ぐカラムとして高温用SECカラムです。  高分子領域での分子鎖切断の有無を確認するため、HDPE-Aを多角度光散乱検出器(MALS)を用いて測定しました。 MALSの測定結果では、従来のカラムは5x106付近までの高分子しか検出されていませんが、UT-806Mでは2x107付近の高分子が検出されており、従来のカラムに比べてより大きな分子量分画が存在することを示しています。 また、SECの較正曲線より求めたMw(重量平均分子量)も従来のカラムに比べてUT-806Mで大きな値を示しています。 以上の結果より、従来のカラムでは巨大高分子領域での分子鎖切断が起きていると思われます。 一方、UT-806Mは、大きな粒径の充てん剤を採用しているため分子鎖切断が起こりにくいことが分かります。



Sample : HDPE, High density polyethylene
Columns      : Shodex GPC UT-806M (8.0mmID*300mm) x 2, Conventional type column x 2
Eluent       : 0.1% BHT* in ODCB
Flow rate    : 1.0mL/min
Detector     : RI, MALS(Multi angle laser light scattering)
Column temp. : 145℃
*BHT: Butylhydroxytoluene