カラムの連結とリニアカラム

分子量分布の広いポリマーを分析するためには高分子領域から低分子領域までをカバーするGPCカラムが必要ですが、 一般的にはポアサイズの異なるカラムを連結する方法が採用されています。 例えばAはKF-805KF-804を連結した場合の測定例です。 また、低分子領域の分解能を向上させるためにBのようにKF-806KF-803を連結したり、CやDのようなカラムを組み合わせる場合もあります。 しかし、カラム連結の場合は、カラムの組み合わせ方法によってクロマトグラムのパターンが異なるという問題点があり、更にポアサイズの異なるカラムを連結すると較正曲線が曲がり、曲がりの位置にショルダー(図中に↓で示しました)が生じるという問題点もあります。 これらの問題点を解決するためにリニアカラムが開発されました。 リニアカラムには、ポアサイズの異なるゲルがミックス充てんされています。 MW100のような低分子領域から高分子領域までの較正曲線が直線を描くように、しかも較正曲線の曲がりを抑えたカラム設計がされています。 したがって、カラムの組合せ方法に煩わされることなく、いつも一定のクロマトグラムが得られます。 なお、Eに示したように分解能を向上させるためには同じグレードのリニアカラムを複数本連結するだけで再現性のよい測定が実現できます。



Sample : PS, Polystyrene

Columns   : Shodex GPC KF-800, KF-800L series (8.0mmID*300mm each)
Eluent    : THF
Flow rate : 1.0mL/min