アノマー分離の防止方法
還元糖や還元末端を有する糖は、直鎖構造の他に様々の環状構造をとる場合があります。 この時、カルボニル炭素原子が新たに不斉炭素原子となるために2つのジアステレオマー(α型とβ型)が生じます。 このα型とβ型の関係をアノマーといいますが、 このジアステレオマーの変換速度が遅い条件では、α型とβ型がカラムで分離され、ピークトップが2つに割れたり、ピークがブロードになる場合があります。 糖類を分析する際には、アノマー分離を抑える必要があり、次のような方法があります。
@高温状態で分析する。
SUGAR シリーズ(
SP0810,
SC1011,
KS-800,
SC1211,
SZ5532など)を使用する場合は、カラム温度を70〜80℃にします。
A強アルカリ性の条件下で分析する。
Asahipak
NH2P-50のようなアミノカラムの場合は、カラム内雰囲気がアルカリ性のため、室温でもアノマー分離を起こさずに糖類の分離を行うことができます。