カップリング例 (3) (AMI)

BIOACT gel AMIのアミノ基の濃度は、約0.2mmol/g dry gelです。 アルデヒド基(-CHO)を持つ水溶性リガンドに 適しています。 還元末端を持つ単糖や多糖もこれに含まれます。 アルデヒド基との反応は通常の縮合と異なり、 NaCNBH3を併用する還元的アミノ化です。 カルボキシル基(-COOH)を持つ脂溶性リガンドにも適用可能です。 カルボキシル基との反応は、通常の縮合反応です。 固定化反応には、ジクロロメタン(CH2Cl2)、 テトラヒドロフラン(THF)、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)などを溶媒とし、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、 ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)などの縮合剤、およびN-ヒドロキシスクシンイミド(HOSu)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)などの縮合助剤を加えてください。 また、塩基としてN-メチルモルホリン(NMM)、ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)などの三級アミンを適宜加えてください。 カルボキシル基を持つ水溶性リガンドの場合は、共存する反応性官能基を保護するとともに脂溶性誘導体に変換したうえで 固定化反応を行なうことをお薦めします。
(リガンドのカップリング例)
@ アルデヒド基を持つ水溶性リガンド(6g)をK2HPO4水溶液に溶解します。
A BIOACTgel AMI(10g)を@の溶液へ加え、水浴中で超音波を当てながら緩やかに振り混ぜて、ゲル全体を溶液に
    よく馴染ませます。
B NaCNBH3をAに加えます。
C 60℃で20h攪拌します。
D Cのゲルをグラスフィルターで吸引ろ取し、精製水、1M NaCl水溶液、精製水で順次洗浄します。
E Dのゲルを0.2M CH3COONa水溶液に加え、水浴中で超音波を当てながら緩やかに振り混ぜて、ゲル全体を溶液に
    よく馴染ませます。
F 氷水浴中で冷却後、無水酢酸を加え、緩やかに振り混ぜてよく馴染ませます。
G 氷水浴中で30min静置します。
H 水浴中で超音波を当てます。
I 室温で30min静置します。
J Iのゲルをグラスフィルターで吸引ろ取し、精製水、0.1M NaOH水溶液、精製水、0.1N HCl水溶液、精製水で
    順次洗浄します。
K Jのゲルを「0.15M NaCl + 0.05% NaN3」水溶液に浸して4℃で保存します。