カップリング例 (1) (NHS)

BIOACT gel NHSのNHS活性エステル基の濃度は、冷水に置換して吸引ろ取した直後の状態で、約0.1mmol/g wet gelです。 タンパク質、または一級アミノ基(-NH2)を持つ水溶性高分子のリガンドに適しています。 一級アミノ基を持つ脂溶性リガンドにも適用可能です。固定化反応には、ジクロロメタン(CH2Cl2)、テトラヒドロフラン(THF)、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)などを溶媒とし、塩基としてN-メチルモルホリン(NMM)、 ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)などの三級アミンを適宜加えてください。
(リガンドのカップリング例)
@ タンパク質、または一級アミノ基を持つ水溶性高分子のリガンド(0.15g)をNaHCO3水溶液に溶解します。
A 2M Na2SO4水溶液を@の溶液に少しずつ加え、全体が均一になるように振り混ぜます。
B BIOACT gel NHS(25mLの*IPA懸濁液)をグラスフィルタ(G4)で吸引ろ取し、10℃以下の精製水で洗浄します。
C BのゲルをAの溶液へ加え、水浴中で超音波を当てながら緩やかに振り混ぜて、ゲル全体を溶液に
    よく馴染ませます。
D 4〜30℃で2h静置します。
E もう一度、水浴中で超音波を当てます。
F 冷蔵庫で一晩静置します。
G Fのゲルをグラスフィルタで吸引ろ取し、精製水、1M NaCl水溶液、精製水で順次洗浄します。
H Gのグラスフィルタ上のゲルに、吸引を止めた状態で1M Tris-HCl緩衝液(pH8.0)を加え、室温で30min放置して
    馴染ませます。
I 吸引を再開し、精製水で洗浄します。
J Iのゲルをビーカーに移します。
K Jのゲルに精製水を加え、よく分散させてから静置し、数分後に上澄み(浮遊物)をデカンテーションで除きます。
L Kの操作を、浮遊物がなくなるまで繰り返します。
M Lのゲルを吸引ろ取し、湿潤状態での質量を記録した後、
    「10mM リン酸緩衝液(pH7.4) + 0.1M NaCl + 0.02% NaN3」に浸して4℃で保存します。
*IPA : Isopropyl alcohol