高温・超高温用SECカラムの説明
高温・超高温用SECカラムGPC
UT-800シリーズは巨大高分子の分子鎖切断を防ぐカラムとして開発されました。 高分子領域での分子鎖切断の有無を確認するために高分子領域の感度が高く、絶対分子量を求められる多角度光散乱検出器(MALS)
とRI検出器を用いてHDPE-Aを測定した例を示します。 MALS の測定結果では、従来のカラム(粒径:12μm)は分子量5,000,000付近までしか検出されていませんが、UT-806M(粒径:30μm)ではMW
20,000,000付近の高分子が検出されており、分子量5,000,000より大きな分子量分画が存在することを示しています。 また、SECの較正曲線より求めたMw(重量平均分子量)も従来のカラムに比べてUTカラムで大きな値を示しています。従来のカラムでは超高分子領域での分子鎖切断が起きているものと思われます。 これに対してUT-800カラムは、大きな粒径の充てん剤を採用しているため分子鎖切断が起こりにくいことが分かります。
| 製品名 |
粒径
(μm) |
HDPEのMw
(重量平均分子量) |
| A |
B |
| GPC UT-806M |
30 |
1,000,000 |
468,000 |
| 従来のカラム |
12 |
712,000 |
333,000 |
A: ポリスチレンの較正曲線から求めたMw(PS)
B: ポリエチレン換算分子量 Mw(PE)=A×0.468 |
Sample : 0.3% HDPE-A, High density
polyethylene, 500μL
Columns : Shodex GPC UT-806M (8.0mmID*300mm) x 2
Eluent : 0.1% BHT*/ODCB
Flow rate : 1.0mL/min
Detector : RI, MALS(Multi angle laser light scattering)
Column temp. : 145℃
BHT: Butylhydroxytoluene