水系SEC(GFC)用カラムの種類
(1)ポリマー系カラムとシリカ系カラムの比較
水系SEC(GFC)用分析カラムの充てん剤には、シリカ系とポリマー系があります。
充てん剤のポアサイズの分布がシャープでポアボリュームが大きいため、一般にシリカ系の方が優れた分離能を示します。しかし、pH7.5以上ではシリカゲルが溶解しますので、このような条件ではポリマー系が有利です。
また、ポリマー系カラムは、使用可能なpH範囲が広いため、カラムのアルカリ洗浄が可能であり、カラムの寿命が長いという特長があります。
ポリビニルアルコール系充てん剤を用いたAsahipak GF-HQならびにGS-HQシリーズの場合は、
ヒトやウシなどの血清アルブミンのように充てん剤骨格に対する親和力が強いサンプルが遅れて溶出されます。 この特性を利用して、GS-520
HQは、アルブミン分析専用カラムとして使用されています。
(2)SEC分析での注意
サイズ排除クロマトグラフィ(SEC)とは、溶液中でのサンプル分子の広がり具合
(三次元空間を占める体積) が大きいものほど早く溶出されるという原理を利用した分析法です。 ただし、タンパク質のようにイオン性の解離基を有するサンプルの場合は、注意が必要です。
”イオン性基を有する親水性ポリマーの分析”をご参照下さい。