RSpak D シリーズの分離条件
RSpak D シリーズの分離条件の設定は、
@溶離液の組成を変える、 ApHを変える、 B塩を添加する、 C力ラム温度を調節する、
ことにより行うことができます。
初期条件の設定には市販のODSカラムのデータを参考にすることができますが、ポリ
マー系のカラムの場合には、シリカ系のカラムの場合より早く溶出する条件を設定する必要があります。 逆相モードで分離を行う場合は、ベンゼン環を有する物質やアルキル基の長い物質
ほど溶出が遅れます。 特に芳香族化合物は、充てん剤との相互作用が強いため溶出がかなり遅れます。 この場合、メタノールあるいはアセトニトリルなどの有機溶媒の比率
を増すか、または溶媒のの種類を変えることにより分離を改善することができます。
逆に保持が弱く早くする場合には、 水の比率を増すことにより溶出を遅らすことができます。この場合、水の含有率の上限にご注意ください。 酸性物質の分離の場合には、pHを下げ、逆に塩基性物質の場合にはpHを上げることにより良い結果が得られます。 また、イオン性物質の分離には、イオンペアクロマトグラフィを用いて分離を行うことが可能です。 この際溶離液のpHをアルカリ側にして分離できますが、pHの上限にご注意ください。 試料中にタンパク質が含まれている場合には、事前に除タンパクを行ってください。
1)DS-613,413
通常、水とメタノールあるいはアセトニトリルとの混合溶媒を溶離液として使います。 ODSカラムの溶離条件を参考にすることができます。一般的にODSカラムより早く溶出する条件を設定します。 溶離液として、ポリスチレンゲルを強く膨潤させる溶媒、例えばTHF、クロロホルム等は50%以下の組成で使用します。
2)DE-613,413,213
溶離液には、水、アルコール類、アセトニトリル等およびこれらの混合溶媒を使用します。 初期条件の設定にはC8、C4、TMS等のシリカカラムの溶離条件を参考にすると便利です。 溶離液として、非極性溶媒、例えばベンゼン、クロロホルム、へキサン等は使用できません。
3)DM-614
溶離液には、塩の水溶液または水と有機溶媒との混合溶媒が使用されます。 溶離液中の水の含有率を増すと逆相モードになり試料によってはSEC効果がでます。 また逆に有機溶媒の含有率を増すと順相モートで分離が行えます。 有機酸類は水だけでは早く溶出する傾向がありますので電解質を溶離液に加えることにより分離を改善します。 溶離液として、非極性溶媒、例えばへキサン等は、使用できません。
4)DC-613
溶離液には水と有機溶媒との混合液を使用します。 溶離液中の水の含有率を増すとSECモードあるいは逆相モードの分離になります。 また逆に有機溶媒の含有率を増すと順相モードの分離になります。 糖類の分離には50%から90%のアセトニトリルと水との混合溶媒を溶離液として使用します。 カラム温度は50℃から80℃で行うと高分離能が得られます。 強塩基性物質は力ラムへの吸着が強いため溶出されないことがあります。 弱塩基性物質または弱酸性物質は、溶離液にナトリウム塩を添加することにより分離できることがあります。有機溶媒の含有率は95%以下でご使用ください。