カラムの洗浄法

試料中の夾雑物質がカラム内に吸着することにより、カラムの性能が劣化することがあります。 この場合は、以下に示す洗浄方法によりカラムが再生できる可能性があります。(詳細は取扱説明書をご覧ください。)
カラムの汚れが激しい場合には再生できませんので新品カラムと交換してください。 また、再生できた場合でも性能が完全に戻らない場合があります。  洗浄後は、必ず出荷時封入液に戻して保管してください。
夾雑物の吸着による本カラムの性能劣化を防ぐため、ガードカラムのご使用をお勧めします。 ガードカラムを本カラムの前に接続することにより、吸着物をガードカラムで抑え、本カラムの劣化を防ぐことができます。
ガードカラムを洗浄する場合は、必ず本カラムを外してガードカラムだけを洗浄してください。 本カラムを接続したままでガードカラムを洗浄すると、ガードカラムの汚れが本カラムに移行して本カラムが汚れてしまう場合があります。

分類 製品名 カラムの洗浄法
逆相・順相クロマト
グラフィ用カラム
(ポリマー系)
Asahipak NH2P 純水5mL、0.1M HClO4水溶液. 60mL、水5mL、0.1M NaOH水溶液 60mL、水5mLの順にカラムを逆につないで流す。流速は0.5mL/minとする。
Asahipak ODP, C8P, C4P ジオキサン、アセトニトリルあるいはメタノールのいずれかを50mL流す。
RSpak RP18, DS
RSpak DE, GOLF
CARB
RSpak DM メタノール、アセトニトリル、あるいは水のいずれかを50mL流す。
RSpak DC メタノール、エタノール、アセトニトリルあるいは5mM NaOH水溶液を50mL流す。または、0.5M NaOH水溶液を20〜50μLインジェクタより注入する。
RSpak NN 2M 硝酸水溶液を20〜50μLインジェクタから2〜3回注入する。
逆相・順相クロマト
グラフィ用カラム
(シリカ系)
ODSpak F ジオキサン、THF、アセトニトリルあるいはメタノールのいずれかを50mL流す。
シリカ C18M, C18P
Silicapak E n-ヘキサン、ジクロロエタン、メタノール、ジクロロエタン、n-ヘキサンの順に各50mL流す。
シリカ 5SIL
シリカ 5C8, 5C4
5TMS, 5CN
ジオキサン、アセトニトリルあるいはメタノールのいずれかを50mL流す。
シリカ 5NH 適当な洗浄方法はありません。
シリカ 5NPE  
シリカ 5PYE  
イオン交換
クロマトグラフィ用
AXpak WA 0.1M NaOH水溶液または30%酢酸水溶液を1〜2mL、インジェクタから数回注入する。カラムは逆につないで流速は0.5mL/minとする。
CXpak P
IEC QA, DEAE
SP, CM
IEC DEAE-420N
SP-420N
0.1M NaOH、50% ギ酸水溶液、20% アセトニトリル水溶液または20% ジメチルスルホキシド水溶液のいずれかを500μLずつ数回注入する。流速は0.3〜0.5mL/minとする。
Asahipak ES-502N イオン性吸着の場合は塩濃度の高い水溶液または0.01M NaOH水溶液で、疎水性吸着の場合はアセトニトリルまたはメタノールを50% 添加した50mM 緩衝液で洗浄する。
Asahipak ES-502C イオン性吸着の場合は塩濃度の高い水溶液または0.1M 酢酸水溶液で、疎水性吸着の場合はアセトニトリルまたはメタノールを50% 添加した50mM 緩衝液で洗浄する。
疎水性クロマト
グラフィ用
HIC PH 0.1M NaOH水溶液または30% 酢酸水溶液を1〜2mL、インジェクタから数回注入する。カラムは逆につないで流速は0.5mL/minとする。
アフィニティ
クロマト用
AFpak 各種  
糖分析用 SUGAR SH 25mM 硫酸を50℃、0.5mL/minで50mL送液する。
SUGAR SC 0.1M Ca(NO3)2水溶液を50℃、0.5mL/minで50mL(SC1211の場合は30ML)送液する。(SC1211の場合は、最初に100% 脱イオン水に換えた後に洗浄してください。洗浄後は、脱イオン水で充分洗浄した後、徐々に有機溶媒を加えながら使用溶媒に換えます。)
SUGAR SP0810 0.2M Pb(NO3)2水溶液を50℃、0.5mL/minで50mL送液する。
SUGAR SZ5532 最初に100%脱イオン水に換えた後に、0.1M Zn(NO3)2水溶液を50℃、0.5mL/minで30mL送液する。次に、脱イオン水で充分洗浄した後、徐々に有機溶媒を加えながら使用溶媒に換えます。
SUGAR KS-800
シリーズ
0.01M NaOH水溶液を0.5mL/minで流す。洗浄後は脱イオン水で充分置換してください。(0.1M NaOH水溶液を40μL注入して再生できる場合もあります。)
USPpak MN-431 0.1M Ca(NO3)2水溶液を50℃、0.5mL/minで50mL 送液する。
有機酸分析用 RSpak KC-811 25mM 硫酸水溶液を50℃、0.5mL/minで50mL送液する。
光学分割用 ORpak CDA, CDB, CDC 適当な洗浄方法はありません。
ORpak CDBS, CRX 適当な洗浄方法はありません。
水系SEC用 OHpak SB-800 HQ
シリーズ
カラムを逆に接続して通常の流速の80%で溶離液を流すと詰まったものが取れることがあります。ただし、吸着物は取れません。
PROTEIN KW-800
シリーズ
  KW400-4F
シリーズ
マルチモード用 Asahipak GS-HQ
両用SEC用 Asahipak GF-HQ
有機溶媒系
SEC用
GPC KF, K, KD, LF
HFIP, HT, UT, AT
イオンクロマト
グラフィ用
IC I-524A (金属汚れ)
0.1M NaOHでpH3〜4に調整した0.01M 酒石酸水溶液を1.0mL/minで30mL流す。
(タンパク質汚れ)
20% 酢酸水溶液を0.2mL/minで30mL流し、次に純水30mLを流す。
(有機物汚れ)
20% アセトニトリル水溶液を0.2mL/minで30mL流し、次に純水30mLを流す。
IC NI-424 溶離液/メタノール=90/10を0.6mL/minで2時間流す。 
IC Y-521 1M HNO3水溶液を100μLずつ数回注入する。
IC YK-421 50mM 酒石酸水溶液、または5mM 酒石酸水溶液/アセトニトリル=50/50を0.3mL/minで50mL流す。
IC YS-50 4mM メタンスルホン酸水溶液/アセトニトリル=70/30を1.0mL/minで流す。
IC SI-90 (親水性物質による汚れ)
各0.5mL/minで通液
純水を15分間流した後、10倍濃縮の溶離液を60分間流す。その後、純水を15分間流す。
(疎水性物質による汚れ)
各0.5mL/minで通液
純水を15分間流した後、5% アセトニトリル水溶液を10分間流す。その後、100% アセトニトリルを60分間流し、純水をで30分間流す。
IC SI-50 (親水性物質による汚れ)
各0.3mL/minで通液
純水を25分間流した後、10倍濃縮の溶離液を100分間流す。その後、純水を25分間流す。
(疎水性物質による汚れ)
各0.3mL/minで通液
純水を25分間流した後、5% アセトニトリル水溶液を20分間流す。その後、100% アセトニトリルを100分間流し、純水をで50分間流す。
IC T 1M NaOH水溶液を0.5mL/minで2時間流す。
IC R
LC/MS、
薬物迅速分析用
Asahipak ODP ジオキサン、アセトニトリルあるいはメタノールのいずれかを50mL流す。
MSpak GF, GS カラムを逆に接続して通常の流速の80%で溶離液を流すと詰まったものが取れることがあります。ただし、吸着物は取れません。
MSpak SP 流量を0.3〜0.5mL/minにして0.1M NaOH水溶液、50% ギ酸水溶液、20% アセトニトリル水溶液または20% ジメチルスルホキシド水溶液のいずれかを500μLずつ数回注入する。
サンプル
クリーンアップ用
CLNpak EV カラムを逆に接続して通常の流速の80%で溶離液を流すか、またはTHFをインジェクタから数回注入すると詰まったものが取れることがあります。ただし、吸着物は取れません。
CLNpak PAE