肥料等試験法(2019*)に準拠した肥料中の塩素分析では、ノンサプレッサ法の分析カラムとしてIC NI-424が記載されています。本試験法は、硫酸加里、重炭酸加里、硫酸加里苦土、魚かす粉末、魚かす、堆肥に適用されます。ここでは、NI-424を用いて塩素の標準液と対象肥料の一つである硫酸加里の分析を行いました。1 ~ 20 μg/mLの濃度範囲で直線性の高い検量線が得られています。
サプレッサ法による肥料中の塩素分析はこちら
*データ採取時の版
試料溶液の調製方法
1. 分析試料1.00 gをはかりとり、共栓三角フラスコ200 mLに入れる。
2. 水100 mLを加え、10分間振とう機でかくはんする。
3. 静置後上澄み液を共栓遠心沈殿管50 mLにとり、1700 × gで約5分間遠心分離する。
4. 上澄み液を水で正確に20倍希釈する。
5. 0.45 µmのメンブレンフィルターでろ過し、試料溶液とする。
Sample : 20 μL
Srandard 5 mg/L
Extracted sample
1. Cl-
Columns : Shodex IC NI-G (4.6 mm I.D. 10 mm) + NI-424 (4.6 mm I.D. x 100 mm) Eluent : 2.1 mM Phthalic acid + 2.9 mM Amino-n-capronic acid + 6 mM Phenylboronic acid aq. Flow rate : 1.0 mL/min Detector : Non-suppressed conductivity Column temp. : 40 ℃
試料名インデックス
製品名インデックス
アプリケーションデータ
- サンプル注入量のカラム効率への影響 (4) (NI-424)
- 検量線の直線性 (NI-424)
- 低濃度フッ化物イオンの検量線 (NI-424)
- 陰イオン (15) (NI-424とI-524Aの比較)
- 陰イオン (16) (NI-424 フタル酸溶離液)
- 陰イオン (17) (疎水性無機イオン) (NI-424)
- 陰イオン (18) (NI-424)
- 水道水 (7) (NI-424)
- 河川水 (3) (NI-424)
- 雨水 (NI-424)
- 各種ホスホン酸 (NI-424)
- 溶離液pHの影響 (NI-424)
- ピロリン酸、トリポリリン酸の分析 (NI-424)
- 炭酸イオンの分析 (2) (NI-424)
- 陰イオンと有機酸 (NI-424)
- メタンスルホン酸とメタンジスルホン酸 (NI-424)
- 有機酸の保持容量 (NI-424)
- 各種アルキルスルホン酸の分析 (1) (NI-424)
- リチウム塩中の陰イオン分析 (1) (NI-424)
- 肥料等試験法に準拠した硫酸アンモニア中のスルファミン酸、チオシアン酸アンモニウムの分析 (NI-424)
- エノキサパリンナトリウム中の硫酸イオン (NI-424)