シクロデキストリン (GS-220 HQとKS-802の比較)

シクロデキストリンはD-グルコースがα-1,4結合により結合した環状構造を取り有機分子を包接して有機分子の性質を変化させることが知られており、物質の安定化、可溶化、酸化防止、不揮発化等に利用する他、食品添加剤として使われています。下記のクロマトグラムはグルコース分子が6個(α-シクロデキストリン)、7個(β-シクロデキストリン)、8個(γ-シクロデキストリン)の分析を糖分析用カラムAsahipak GS-220 HQおよびSUGAR KS-802の2種類のカラムで行った例です。GS-220 HQでの分析の方がどれもシャープなピークが得られます。

Sample: 20 µL

  1. 1.α-Cyclodextrin
  2. 2.β-Cyclodextrin
  3. 3.γ-Cyclodextrin
GS-220 HQ
Columns
Shodex Asahipak GS-220 HQ (7.5 mm I.D. x 300 mm) x 2
Eluent
H2O
Flow rate
:0.6  mL/min
Detector
RI
Column temp.
60 ℃

 

KS-802
Columns
Shodex SUGAR KS-802  (8.0 mm I.D. x 300 mm) x 2
Eluent
H2O
Flow rate
:1.0  mL/min
Detector
RI
Column temp.
80 ℃

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