PROTEIN KWシリーズ、LWシリーズの溶離液条件

(1) 基本の溶離液は、リン酸塩、酢酸塩、トリス塩酸などの各種緩衝液に塩を添加して使用します。
(2) 塩としては、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウムなどが使用可能です。
添加する塩の濃度は、0.1 ~ 0.3 Mが適当です。全塩濃度は1 M以下にしてください。
(3) タンパク質の変性剤である尿素や6 M 塩酸グアニジン、膜タンパク質の可溶化に用いられるSDSやBrij-35などの界面活性剤も使用可能です。
ただし、変性剤や界面活性剤はカラムに残留することがありますので、専用カラムとして使用することをお勧めします。
(4) アセトニトリル、メタノール、エタノール等の有機溶媒も100 %まで使用可能です。

(注意)
① 溶離液はpH3 ~ 7.5の範囲内でご使用ください。
② 塩化ナトリウムなど腐食性の高い塩を使用する場合は、分析終了後、装置やカラムに塩が残らないように洗い流してください。装置やカラムの金属部分が錆びるおそれがあります。
③ 尿素や塩酸グアニジンの溶離液は粘度が高いため、低流量で使用してください。
 
 

取扱説明書・検査成績書

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