Asahipak GS-HQ, GF-HQ シリーズの分離条件

Asahipak GS-HQ、GF-HQシリーズの溶離液として有機溶媒と水系溶離液がご使用になれます。

1. 有機溶媒:
 使用できる有機溶媒についてはマルチモード用カラムおよび水・有機溶媒両用SEC用カラムをご参照ください。

2. 水系溶離液:
 水系溶離液としては次のものがご使用になれます。

1) 塩水溶液、緩衝液の使用
 代表的なものは以下のとおりです。
 塩水溶液----塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸アンモニウム
 緩衝液----リン酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液、酢酸緩衝液、クエン酸緩衝液
 塩水溶液と緩衝液の併用も可能です。添加する塩の全濃度は0.5 M以下としてください。

2) 尿素、塩酸グアニジン水溶液の使用
 タンパク質の変性剤として使用される尿素や塩酸グアニジン水溶液が溶離液として使用できます。
 これらの変性剤は、比較的高い濃度で使用されるためカラムの溶媒置換を繰り返した場合はカラム寿命が短くなる場合がありますので専用カラムを持たれることをお勧めいたします。

3) 界面活性剤の使用
 SDSやBrij-35等の界面活性剤を添加した水溶液も溶離液として使用できます。界面活性剤使用後の溶媒置換は一般的溶媒の場合に比べて長時間を要しますのでご注意ください。(50 %程度のメタノール水溶液で置換しますと短時間で置換できます。)

4) 塩水溶液使用時の流路系水置換
 高濃度の塩水溶液を使用した際にはポンプやインジェクタ周辺での塩の析出を避けるため流路系を水置換することがあります。この場合はカラムを取り外して装置の流路系のみを水置換した方がカラムの寿命の点で得策です。
 

取扱説明書・検査成績書

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